9月3日発表の8月中国財新製造業PMIは市場予想や先月より下落

 9月3日に発表された中国の8月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)は50.6となり、市場予想の50.7や7月の50.8を下回る結果となりました。景気が悪化していると判断される50を上回ったものの、6月以降3ヶ月連続の下落という結果で着地することになっています。
 12時11分に配信されたロイターの記事によると、輸出受注においては5ヶ月連続で50を下回り、新規輸出受注のサブ指数は48.8となりました。また、企業のリストラも加速したようです。生産は小幅改善したものの、大半の部門は低調だったようです。CEBMグループのマクロ経済分析部門ディレクターによると、供給サイドは依然安定しているものの、需要が弱い中では継続するとは思わないという見方をしており、加えて雇用状況悪化が消費の伸びに影響してくる可能性があると指摘しています。
 中国財新PMIは、中国政府の中国国家統計庁が発表する中国PMIとは別に、中国メディアの財新と英金融情報会社マークイットが発表するPMIで、調査対象に含まれる中小企業の比率が多く、景気動向を敏感に表すと見做されています。
 なお、先週金曜日に中国国家統計庁が発表した8月中国製造業PMIは前月51.2や市場予想51.1を上回る51.3となっており、少なくとも中国中小企業の状況悪化が鮮明となっており、中国政府の景気刺激策の効果が現状薄いように見られます。
 また、湖南省耒陽市の財政難に端を発した私立校へ転校強制計画に対する抗議デモも考えると中国の状況は、ITバブル崩壊後の「失われた数十年」に入っていく90年第から2000年代の日本の過程に近いものを感じます。

(引用URL、ロイター通信、みんかぶFX経済指標カレンダー)
・https://jp.reuters.com/article/china-pmi-idJPKCN1LJ069
・https://fx.minkabu.jp/indicators?date=2018-09-03キャッシング 即日融資

9月3日発表の8月中国財新製造業PMIは市場予想や先月より下落